29年6月号
(更新日: 2017年06月23日
俳句三昧
久保田万太郎は、俳句を「つぶやき」だと言った。わが師・品川良夜は「瞬間を右脳で感取すること」と言った。大先輩の神戸玉石は別に何も言わなかったが、「梨一口齧り香車を打ちおろす」と、すごい句を残してくれた。「俳句とは何か」などと、大それたことは言えないが、嘱目の風景を得ながら、己の心の中を写生し、言葉を紡ぎだすのは快いことだ。多くの先達に学びながら、多くの仲間と、その「俳句する瞬間」を共有していきたい。

佐藤游歩近詠


いつのまに入り明け終わる梅雨かな
友逝きし風のきれいな六月に
行き違ひ思い違ひの桜桃忌  
 
当季雑詠
 
 

父の日や将棋一局指したきり

父の日はまことに薄き味したり
 


兼題


父の日

 


今月の同人句 (游歩撰)
   当季雑詠





























































 
































兼題  「 父の日 」